こんにちは。今回は、私が社会人になってからこれまでに挑戦してきた資格試験についてまとめてみます。
もともと大学時代は部活動中心で、資格には全く手をつけていませんでした。そんな私がSEになり、資格を通じて学び方やキャリア観をどう変えてきたかを、少し振り返ります。
大学時代:資格ゼロからのスタート
理系大学に通っていた4年間は、部活に全力投球。正直、資格や勉強習慣とは無縁でした。
その反動もあり、社会人になってからは「資格を取らなければ」という気持ちが先行し、1年目はひたすら受験を重ねていきました。
資格変遷のまとめ
以下に、これまでの受験歴をまとめます。
年度 | 月 | 資格名 | 合否 | 難易度・特徴 |
---|---|---|---|---|
1年目 | 5月 | 基本情報技術者試験 | 合格 | ITエンジニアの登竜門。広く浅く基礎知識を網羅。午前は暗記、午後は読解力が重要。 |
1年目 | 8月 | 情報セキュリティマネジメント試験 | 合格 | セキュリティ基礎。非エンジニアでも挑戦しやすいが、用語暗記は多め。 |
1年目 | 10月 | 応用情報技術者試験 | 合格 | 基本情報の上位版。午後試験での論述力・応用力が問われ、難易度は中級。 |
1年目 | 1月 | AWS認定クラウドプラクティショナー | 合格 | AWSの入門資格。幅広いサービスの概要理解が必要。英語問題にも慣れが必要。 |
2年目 | 4月 | システムアーキテクト試験(IPA) | 不合格 | 上級資格。午後Ⅱの論述が大きな壁。高度情報処理の中でも難易度は高め。 |
2年目 | 8月 | kintoneアソシエイト | 不合格 | クラウドサービス系の実務資格。操作感覚を掴む必要があり、演習不足を痛感。 |
2年目 | 10月 | プロジェクトマネージャ試験(IPA) | 不合格 | 論述とプロマネ経験がないと厳しい。合格率も低く、難易度は最難関クラス。 |
2年目 | 12月 | AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト | 不合格 | 実務経験がないと解きにくい設計問題が中心。計算やシナリオ問題も難度高。 |
2年目 | 1月 | JDLA認定G検定(ジェネラリスト検定) | 合格 | AIの基礎知識を幅広く問う。範囲が広いが暗記中心で短期対策可能。 |
3年目 | 4月 | 情報処理安全確保支援士試験(旧セキスペ) | 不合格 | 高度試験の一つ。午後問題の専門性が高く、セキュリティ業務経験必須に近い。 |
3年目 | 7月 | CompTIA Security+ | 合格 | 国際資格。英語問題もあり広範囲。セキュリティ基礎を世界標準で学べる。 |
3年目 | 1月 | Microsoft認定:Azure AI Fundamentals(AI-900) | 合格 | AzureのAI入門。基礎用語理解とサービスの概要が中心。難易度は低め。 |
4年目 | 6月 | データサイエンティスト検定 リテラシーレベル | 合格 | 統計・データ分析の基礎。計算問題あり、理系的思考が必須。合格率は約4割。 |
4年目 | 8月 | Microsoft認定:Azure AI Engineer Associate(AI-102) | 合格 | Azure AIの実装スキルを問う。実機操作経験がないと厳しい。難易度は中級以上。 |
ただ「受けるだけ」からの意識転換
1年目から2年目にかけては、とにかく資格に挑戦すること自体が目的化していました。
その結果、不合格も続き、モチベーションが下がることも…。
しかし、ある時から「自分の興味ある分野を選んで受ける」ように変えてみました。
すると不思議と、周辺知識が必要になるため自然と勉強範囲が広がり、学習の質も上がりました。
「やらされる勉強」から「やりたい勉強」へ
この意識の転換が、学びを続ける大きな原動力になったと思います。
勉強習慣をつける重要性
資格勉強を通じて気づいたのは、日常的に勉強する習慣の大切さです。
仮に社会人になって10年間まったく勉強しなければ、久しぶりに勉強を再開したときに「体力や脳の衰え」を痛感するはずです。
- 学生時代 → 体力・記憶力がフル稼働
- 10年後 → 新しいことを吸収するのが苦痛に感じる
- 習慣化しておけば → 少しずつの積み重ねで大きな差になる
「資格=出世や転職のための肩書き」ではなく、学ぶことを当たり前にする土台づくりとして活かしていきたいと感じています。
今後見据えている資格
今後は以下の資格を目標としています。
- E資格(JDLA Deep Learning for ENGINEER)
→ ディープラーニング実装に直結する実務的な資格。難易度高。 - PMP(Project Management Professional)
→ 国際的なプロジェクトマネジメント資格。マネジメント系では必携。 - ITコーディネータ
→ ITと経営をつなぐ資格。ビジネス視座を広げるのに有効。
技術とビジネス、両方の視点を持てる人材になることを意識しています。
まとめ
- 部活一筋で資格ゼロからスタート
- 1〜2年目は「受けるだけ」で不合格も多かった
- 興味ある分野を選ぶようにしてから、学びが深まった
- 勉強は習慣化が大切。資格はキャリアの肩書き以上の価値がある
- 今後はE資格・PMP・ITコーディネータなど「技術+ビジネス」両軸を強化予定
おわりに
振り返ると、資格試験は「合格/不合格」だけでなく、自分の勉強スタイルやキャリア観を見直すきっかけを与えてくれました。
これからも学び続けることで、自分の可能性を広げていきたいと思います。
同じように資格勉強に取り組んでいる方、これから始めようとしている方にとって、この記録が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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